名古屋市教員採用試験の合格最低点は?配点や合格ラインを考察

名古屋市教員採用試験のボーダーライン

本記事は、名古屋市・・・・教員採用試験を受験する方向けの記事です。

  • 配点はどれくらいなの?
  • 合格ラインや平均点は?
  • 足切りって何?

このような悩みを解決します!

名古屋市教員採用試験の最終合否は、一次試験と二次試験の総合点で決まります。

「何割くらい取れれば合格できるの?」思っている人は多いと思いますが、合格ラインは公表されていません。

そこで本記事は、名古屋市教員採用試験の合格ラインについて実際の受験生から集めたデータや経験に基づいた話をしていきます。

配点や足切り(基準点)も解説しているので参考にしてください。

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名古屋市教員採用試験の配点・評定

本試験までに使える時間は限られているので、配点を知らないまま対策することはNGです。

配点を知っておけば、どの試験を攻略すれば合格に近づけるのかわかるので、必ず確認してください。

名古屋市教員採用試験の配点・評定は以下のとおり。

一次試験

総合教養100点満点
専門試験100点満点
※実技のある教科は50点満点
小論文A・B・C・D・E評価

合格者は成績順に「1・Ⅰ」「1・Ⅱ」「1・Ⅲ」にランク分けされます。なお、「1・Ⅲ」は不合格。

一次試験は、採用人数の約1.5~1.8倍の人を合格者とします。

二次試験

個人面接A・B・C・D・E評価
集団面接A・B・C・D・E評価
実技試験A・B・C・D・E評価

各校種・教科別に上位からおよそ6分の3を「2・Ⅰ」、6分の2を「2・Ⅱ」、残りを「2・Ⅲ」にランク分けします。

合格者の決定方法

一次・二次試験におけるランク分けの組み合わせの上位から選考し、合格・補欠・不合格を決定します。

最終選考順

  1. (2・Ⅰ)、(1・Ⅰ)
  2. (2・Ⅰ)、(1・Ⅱ)
  3. (2・Ⅱ)、(1・Ⅰ)
  4. (2・Ⅱ)、(1・Ⅱ)
  5. (2・Ⅲ)、(1・Ⅰ)
  6. (2・Ⅲ)、(1・Ⅱ)

※1~3は合格、4は補欠、5~6は不合格

試験内容は以下の記事でまとめているので、参考にしてください。

名古屋市教員採用試験の合格ラインは気にしても意味がない理由

勉強するうえで合格ラインは知りたいデータの一つだと思います。

しかし…、合格ラインは気にしても意味がないんですよね。

理由は以下のとおり。

  • 公開されていない
  • 点数化できない
  • 相対評価

合格ラインは非公表

名古屋市教育委員会が公式に合格最低点を公表していないので、正確な合格ラインを知ることはできません。

ぶっちゃけ、教採対策をしている大手予備校でも合格ラインは正確に把握できていません。実際に質問しても濁されます。

予備校でも把握できない(存在しない)ような情報を一個人のあなたが収集できると思いますか?僕は難しいと思いますよ。

点数化できない

一次試験の合格者は「総合教養+専門教科+小論文」の合計で決定します。

筆記試験は自己採点できますが、小論文の点数を正確に出すことはできません。

実際に、教職教養と専門教養の点数が高くても小論文の結果で落ちている人はけっこういるんですよね。

点数化できない試験があるのに、合格ライン7割とか8割とか言っても、あまり意味がないです。

相対評価

たとえば英検や漢検のような資格試験であれば、基準点以上(たとえば6割とか)の点数を取れば全員合格できます。これを絶対評価の試験といいます。

一方で、教員採用試験は合格人数が決まっていて、成績順に合格者を決めるのです。

賢い人が多ければ合格ラインは上がりますし、その逆もあるというわけです。採用人数によっても変動しますね。

例えば、5人の受験者がいて3人受かる場合。

2022年:100点、100点、80点、50点、30点
2021年:80点、70点、55点、40点、40点
2020年:100点、60点、45点、42点、40点

2020年の合格ラインは45点、2021年は55点、2022年は80点です。

これで合格ラインを知る(予測する)のって無理ゲーじゃないですか?仮に2021年までの受験者に合格ラインは6割あれば余裕と助言しても、2022年の合格ラインは80点ですから受かりません。

昨年の合格ラインが6割だと思って7割ぐらいの勉強をしていても、その年の合格ラインが8割だったら意味がないですよね。9割かもしれない。

なので、合格ラインを気にしても意味がないのです。

名古屋市教員採用試験 合格者の平均点は6割~7.5割

「教職教養+専門教養」=6割~7.5割

というのが、合格者から教えてもらい、わかっている限りの平均点です。

これは少し高いなと思っていて、点数を公開している同規模自治体である神奈川県や大阪府などは5割~6割あれば合格なんですよね。

小学校や中学校技術のように低倍率な校種・教科であれば5割ぐらいでも合格できてるので、実際は6割前後がボーダーになるかと。

逆に高倍率になりやすい保体や養教であれば7割あってギリギリという場合もありますが…。

とはいえ、どちらにせよ小論文が書けないと合格はできません。そこを意識して対策してくださいね。

まとめ|名古屋市教員採用試験の合格点は7割を目安にしよう

今回は、名古屋市教員採用試験の合格ラインを気にしても意味がない理由を解説しました。

最低6割、できれば7〜8割。

これが過去の合格者データからわかる合格ラインです。どれだけネットを探しても時間の無駄です。あなたが望むような正確なデータは転がっていません。

ぶっちゃけ、教採対策をしている大手予備校でも合格ラインは正確に把握できていません。実際に質問しても濁されます。

予備校でも把握できない(存在しない)ような情報を一個人のあなたが収集できると思いますか?僕は難しいと思いますよ。

そんなことに時間をかけずに、一問でも多くの問題を解く、小論文を書く、志望動機を考える、などに時間をかけてみてください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

名古屋市教員採用試験のボーダーライン

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この記事を書いた人

ふくながのアバター ふくなが 編集長

教員採用試験の指導歴14年目(2023年4月1日時点)、情報メディア「教採ギルド」の運営・編集を担当しています。データ分析や情報配信が得意な人。

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