本記事は、東京都教員採用試験を受験する方向けの記事です。
- 面接票ってなに…。
- 面接票の内容は?いつ書くの…。
- 面接票はどうやって作ればいいの…。
こんな疑問を解決します。
結論からいえば、東京都教員採用試験の面接票は二次試験日に提出します。そのため、事前に内容を理解して、面接票に書くことを考えておかないといけません。
そこで本記事では、東京都教員採用試験の面接票の内容や書くときのポイントを解説します。
この提出する面接票に基づいて個人面接が行われます。過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く質問されるので、きちんと作成しましょう。
なお、面接試験の傾向や過去問は以下の記事でまとめています。併せて確認してください。

東京都教員採用試験 面接票(面接カード)とは
面接票(面接カード)とは、面接で使用される資料のことです。氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。
面接票の役割は、採用者が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための資料なので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
面接票の提出はいつか
全て記入した後で、面接票(写真を貼ったもの)の両面コピー(面接票の表裏を1枚の紙にコピーしたもの)を2部とり、面接票の原本とコピー(2部)の計3部を面接試験日当日に、必ず持参してください。
出典:面接票記入上の注意(東京都)
このように面接票の提出は、面接試験当日です(持参)。
面接票の内容
- 校種・教科・受験番号
- 氏名・生年月日
- 学歴
- 取得免許状の種類
- 特技・資格
- 学校教育で生かせる得意領域や分野
- 部活動の成績
- 職歴
- 賞・罰
- 教育実習・そこで学んだこと
- 東京都の教員を志望する理由
- 今までの体験や成功を教育としてどう活かすか。
例年、面接票の内容は変わらないので、下記サンプルデータを使って合格発表が出るまでに完成させておき、本物の面接票がきたら転記するように準備しておきましょう。
東京都教員採用試験 面接票の書き方
面接票を作成するときのポイントを紹介します。
- 自己分析
- 結論から書く
- 添削を受ける
自己分析
まずは、自分自身はどんな人間なのか、なぜ東京都の教員を志望するのか、といった自己分析をしましょう。
面接では、自己PRと志望動機を中心に問われるため、自己分析がきちんとできていないと面接官を納得させられないからです。
「これまでの人生でアピールできるようなことをしてきてないよ…。」と悩んでいる方もいるかもしれませんが、必ず、自分を見つめなおせば、「好きなこと」「熱中したこと」「やりたいこと」が見えてきます。
結論から書く
文章を書くときは、結論(自分が最も伝えたいこと)から書きしょう。
なぜなら、 読み手(面接官)が圧倒的にわかりやすくなるからです。
面接官は短い時間で要点を理解して聞きたいことを精査するので、何が書いてあるのか(言いたいのか)分からないと質問できません。
『何も聞かれない⇒アピールできない⇒評価は上がらない(不合格)』という結果になってしまうため注意が必要です。
オススメはPREP法
まず、「結論」から書き、その次に「理由もしくは具体例」を述べて、最後の一文で、再度「結論」を持ってきます。
これをPREP法といいます。
PREP法とは、文章を簡潔・論理的に伝える方法のこと。
P:結論、主張(Point)
R:理由、根拠(Reason)
E:例、体験(Example)
P:結論、主張(Point)
なぜこの順序なのかというと、読み手が圧倒的にわかりやすくなるからです。また、文章が論理的になるため説得力が増すメリットもありますよ。
実際に面接票を書いてみると、
どんな構成で文章を書けばいいのかわからずに手が止まってしまったり、
文章を書いているうちに軸がブレてしまい伝えたいことがわからなくなってしまったり、
する人も多いことでしょう。
その点、このPREP法を使って書けば、要点→理由→例→要点の順番に当てはめて書き進めれば良く、スムーズに書くことができます。
添削を受ける
書けた面接票は、必ず第三者に見てもらいましょう。
なぜなら、誤字脱字や文章の意味がわかるかどうかなど、客観的な判断をしてもらえるからです。
結局のところ、「面接官がどう思うか」が重要なので、あなた自身がきちんと書けたと思っても意味がありません。
面接票に答えはありませんが、だれが見てもわかる内容に仕上げることは可能なはず。面接に入る前の重要資料であることを念頭に置いて、じっくり内容を考えていきましょう。
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東京都教員採用試験 面接票を書くときの注意点
面接票を書くときは以下の点にも注意してみてください。
- 抽象的な表現を多用しない
- 一文を長くしない
- 装飾を上手く使う
- 一人で完成させない
抽象的な表現を多用しない
少しでも面接官に伝わる自己PRや志望動機を書きたいのであれば、抽象的な表現を使わずに文章を書きましょう。
たとえば「計画性」とか「行動力」などです。そもそも計画性、行動力とは?ってなりますし、使い方を間違っているケースがほとんとです。
抽象的な表現を使うときは、かならず簡単な〝例″を添えるなどしてわかりやすくするように心がけてください。
読みにくい文章の人って、やたら抽象的な表現を使いたがるんですよね…。
なので、文章を書くときには「小学生程度の子どもでもわかるように書く」ことを意識してみるといいでしょう。
一文を長くしない
自己PRや志望動機がわかりにくい人は、一文が長い(無駄な表現が多い)です。
たとえば、次の文章を見比べてみると…
内容は同じですが、パターンBの方が読みやすいですよね。
一文が長くなると途端に読みにくくなりますし、主述の関係もわかりにくく理解が難しくなります。また、ギッシリと一文を詰め込みすぎるのも読みにくくなる原因なので、余白を上手く使ってみてください。
装飾をうまく使う
基本的に面接官は短時間でササっと内容を確認しますし、1日に何十人もの面接票に目を通すのでたくさんの文章なんて読みたくない!と思っていることを前提に書く必要があります。
実際、面接官はあなたが思っているほどには内容を読みこんでくれません。
だいたいの場合は冒頭や結末、強調箇所だけをひろって流し読みするだけです。これは実際に面接官役をやってみるとわかりますが、短時間で一言一句を読むことはできませんし、頭に入ってきません。
となれば、少しでも伝わるように書き方を工夫する必要がありますよね。
さっき説明したように結論を先に書いたり、抽象的な表現を避けたり、一文を短くしたり…という工夫もそのためです。
そのほかにも重要な部分を太字にしたり、『』【】で目立たせたり…という文字修飾も、面接官に少しでも内容を伝えるようにするために大切なのですね。
一人で完成させない
面接で落ちる人ほど、面接票を適当に書きがちですし、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。
内容がわかりづらいなら仕方ないかもですが、誤字脱字や幼稚な文章…。面接が始まる前から落としてくれと言っているようなものです。
そもそも面接票を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。正解不正解がわからないまま面接対策を続けても評価は上がらないので、書いた面接票は必ず添削してもらいましょう。
学生なら教職課(就職課)の職員、講師なら勤務先の校長や国語教師、その他オンライン添削サービスなど、方法はたくさんありますよ。
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まとめ|東京都教員採用試験の面接票は時間をかけて書く
今回は、東京都教員採用試験の面接票(面接カード)について解説しました。
面接票は、書き方ひとつで面接試験の内容が決定してしまうといえるほど重要な資料です。面接官は試験が始まるまでの短い時間で内容を確認しなければならないため、一目でわかる内容を書かなければなりません。
繰り返しになりますが、面接官はあなたが期待するほどには面接票を読んでくれません。だからこそ、少しでも長く文章を読んでもらえるように、わかりやすく内容が伝わるように工夫する必要があるのです。
面接対策は筆記試験よりもやることが多く、上達するまでかなり時間が必要です。できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
