【愛知県教員採用試験】個人面接の傾向や過去の質問、受かる人の特徴を解説

愛知県教員採用試験の面接対策

本記事は、愛知県・・・教員採用試験を受験する方向けの記事です。

  • 個人面接(場面指導)はどんな傾向なの?
  • 個人面接に受かる人(落ちる)の特徴は?
  • 個人面接(場面指導)で何が質問されるの?

このような悩みを解決します!

どんなに頑張って筆記試験で高得点を取っても、個人面接で一定の評価をとらないことには合格できません。

とはいえ、面接対策をしようと思うものの、「結局、何から始めればいいのかわからない」と思っている人も多いことでしょう。実際に僕も面接対策には頭を抱えましたからね……。

そこで本記事では、個人面接(場面指導)の傾向や過去の質問、面接で受かる人の特徴まで解説しています。

本記事を参考にして、面接で落ちないように準備をはじめましょう。

この記事のコンテンツ

愛知県教員採用試験 個人面接の傾向

個人面接では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。

グループ面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。

ここでは、個人面接の傾向を3つ紹介します。

  • 自己アピール書が大事
  • 1人2回実施
  • 場面指導がある

自己アピール書が大事

自己アピール書(面接カード)とは、面接で使用される資料のことです。氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。

自己アピール書の役割は、採用者が「受験者はどんな人物なのか?」を見極めるための資料です。

実際の試験では、この提出した自己アピール書をもとに過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く質問されるので、きちんと作成しましょう。

1人2回実施

愛知県の採用試験の最大の特徴は「人物重視」であり、2度の口述試験を通じて「愛知が求める教師像」に迫る人物を選考します。

出典:愛知県公立学校教員採用選考試験について – 愛知県 (pref.aichi.jp)

このように人物重視の選考がアナウンスされています。

また、合格通知には二次試験の結果(評価)のみが記載されていることから、個人面接(+実技試験)の結果のみで最終合否を決めていると思われます。

面接時間は各回15分です!

場面指導がある

自己PRや志望動機といった一般質問のほかに場面指導があります。

場面指導ってなに?

教育現場で起こりうる事例について、実際に指導風景を見せる試験のこと。

テーマは試験内で発表

最初にテーマが発表されるので30秒程度で内容を考えます。その後、2分間で実演。面接試験の最中に発表されるので、事前告知される自治体に比べれば難度は高いです。

▼こんな問題が出ています▼

掃除中に女子は一生懸命やるが,男子は走り回っています。それを見て女子は怒ってしまいました。担任として学級全体にどのように指導しますか。

愛知県教員採用試験 個人面接の評価基準

試験では、計6人の面接官が下記の着眼点に沿って評価します。

  • 積極性
  • 表現力
  • 協調性
  • 適応性
  • 社会性
  • 安定性

併せて部活動の実績、特性・特技、社会的体験の有無など、出願書類の記載事項も評価対象です。

評定方法

上記観点に沿って、面接官それぞれが10点満点で評価します。

  • 10~9点:特に優秀
  • 8 ~ 7点:優秀
  • 6 ~ 5点:普通
  • 4 ~ 3点:やや不十分
  • 2 ~ 1点:不十分

総合結果

面接官6人全員の評価を合計した点数を最終結果とします。

  • A評価:特に優秀(54点以上)
  • B評価:優秀(42~53点)
  • C評価:普通(30~41点)

—合否の壁—

  • D評価:やや不十分(18~29点)
  • E評価:不十分(17点以下)

D評価以下は不合格です。

愛知県教員採用試験 個人面接の過去問(質問内容)

受験者が面接試験で最も気になるのは「面接で何を質問されるのか」ではないでしょうか。

何を聞かれるのかがあらかじめわかっていれば、事前に備えることができます。一方で、何を聞かれるのかが不明瞭では、準備のしようがありませんからね。

愛知県では、自己アピール書に基づく質問にくわえて、場面指導についても問われています。

ここでは、過去の面接試験で具体的に聞かれた質問をまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!

その辺に落ちているような出典(出どころ)が不明なものではなく、僕自身のツイッター、サイトで募集し提供してもらったリアルな情報を集約しています!

過去に聞かれた質問

  • 教員になりたいと思ったきっかけは何ですか。
  • どういう教員になりますか。
  • 理想の教員像を教えてください。
  • 理想の教員になるために頑張っていることはありますか。
  • 目標とされる教員になるために、どんなことに気を付けたいですか。
  • 長所と短所は何ですか。
  • 長所をどう教育に活かしますか。
  • 明るい職場であるために必要なことは何だと思いますか。
  • 保護者との信頼関係を築くために必要なことは何だと思いますか。
  • 不登校の子にどう対応しますか。
  • 反抗する子供にはどう対応しますか。
  • いじめを予防する策はありますか。
  • 家庭の役割と学校の役割を説明してください。
  • 友人関係で気にしていることはありますか。
  • 部活動は何をやっていましたか
  • 不安を解消するには、どうしたらいいですか。
  • 日々努力をしている中で、気づいたことはありますか
  • 今の場面指導の内容は子どもたちにどれくらい伝わったと考えますか。また,その理由は何故ですか。
  • 場面指導では一番何を伝えたかったですか。

場面指導のテーマ

  • ある一人の子が守らずにマスクを付けていません。それを見た子が不満に思っています。あなたはどのようにクラス全体に指導しますか。
  • 明日,転校生が来ます。その子はしばらく車いすで生活しています。あなたは前日,学級にどのように話しますか。
  • 教科担任の授業が成り立ちません。B君が原因で,まわりがつられてしまっています。クラス全体にどのように指導しますか。
  • 掃除中に女子は一生懸命やるが,男子は走り回っています。それを見て女子は怒ってしまいました。担任として学級全体にどのように指導しますか。
  • 授業中に私語がうるさいという意見がいくつかありました。どのように指導しますか。

こういった質問に自信、根拠をもって回答できるように自己分析を進めてくださいね。

この他にも、過去に聞かれた質問や回答例などを以下の記事で集約しているので、ぜひ参考にしてください。

愛知県教員採用試験の個人面接で受かる人の特徴

結論からいうと、面接で受かる人は以下に当てはまる人です。

  • 印象がいい(笑顔、元気、熱い)
  • 将来性や伸びしろがある
  • 教員としての適性が感じられる

面接となれば、「自慢できるエピソードがないとダメだ」とか「全国大会で優勝できるくらいの実績が必要」みたいな内容にこだわりがちですが、話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。

もしあなたが面接官だとして、言っていることは素晴らしいのに、目線を合わせずボソボソ話したり、覚えた回答を棒読みしたりする受験者がいたらどう感じますか?採用したいと思います?

僕なら、その受験者が筆記試験で満点でも、留学経験や難関資格をたくさん持っていても、そんな人を採用したいとは思いません。

それよりも、誇れるような経験はしていないけど、一生懸命に嚙みながらも大きな声で明るく、自分の言葉で話している人を採用したいですよね。

なので、面接で受かりたいなら話す内容ばかりに時間をかけるのではなく、どういう振る舞い、話し方をすれば受け入れてもらえるのかにも時間を使ってください

当然、そういった部分は1人では判断できません。必ず第三者に協力してもらうことが面接で受かるポイントと言えるでしょう。

愛知県教員採用試験 個人面接で落ちないために必要なこと

本記事は愛知県教員採用試験の個人面接における傾向や過去問をまとめていました。

個人面接は筆記試験に比べて不透明な部分が多く、努力が直結しない試験です。そのため、対策方法がわからずに後回しにしてしまい、結果として不合格になる人が後を絶ちません。

まずは、面接の軸となる「自己分析(自己PR・志望動機)」をきちんと行いましょう。そのうえで過去質問をもとに自分オリジナルの回答を練っていく。

そして第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方はおかしくないか、表情や態度は大丈夫かなどを確認しながら練習していけば、面接試験は考えているより簡単に行えますよ。

面接対策は筆記試験よりもやることが多く、かなり時間が必要です。できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!

愛知県教員採用試験の面接対策

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この記事を書いた人

ふくながのアバター ふくなが 編集長

教員採用試験の指導歴13年目(2022年4月1日時点)、情報メディア「教採ギルド」のほか「教採データベース」「教採ガイド」の運営・編集を担当しています。データ分析や情報配信が得意な人。

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