【初心者向け】宮城県教員採用試験の対策ガイド!難易度や傾向を解説

宮城県教員採用試験の難易度

本記事は、宮城県・・・教員採用試験を受験する方向けの記事です。

  • 難易度はどれくらいなの?
  • どんな試験なの?
  • どうやって対策すればいいの?

このような悩みを解決します!

結論からいうと、宮城県教員採用試験の難易度は高くありません

試験問題は中学から高校までに勉強してきた範囲ですし、受験倍率も2~3倍程度だからです。

しかし、単純に筆記試験の点数を取れば合格できるものではなく、面接試験などによる人間性が最重視されるため、努力がそのまま結果に結びつかない難しさがあります。

ふくなが

実際、そんなに努力していなくても受かる可能性はあるし、逆にどんなに頑張っても落ち続ける人もいるんですよね…。

そこで本記事では「これから宮城県の教員を目指したい」、「受験勉強を始めたばっかり」という人向けに、宮城県教員採用試験の難易度や本当の難しさを解説します。

採用試験の概要や対策ポイントも紹介しているので、ぜひ参考に受験勉強を始めてみてくださいね。

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宮城県教員採用試験の難易度

宮城県教員採用試験の難易度は高くありません。東北大学などの難関大学に合格する方が圧倒的に難しいです。

しかし…。

宮城県教員採用試験に合格することは思っている以上に大変です。

倍率は低い

【うかりやすい自治体は?】教員採用試験の倍率ランキング!低い(高い)県まとめによれば、令和5年度(2022年実施)は66自治体のうち17番目の低さでした。

なので、倍率だけを見ればメチャクチャ難しいことはないです。

もちろん校種・教科によっては高倍率になることもありますが、総合的に見れば、たいしたことはないと言えるでしょう。

宮城県教員採用試験の倍率はこちら。

試験問題は中学~高校レベル

筆記試験の問題は、これまでに勉強してきた内容が試験範囲です。

なので、高校までにきちんと勉強してきた人からすれば、それほど難しいわけではありません

たとえば、次は一般教養「社会科学」で出題のあった問題です。

宮城県教員採用試験の問題(一般教養)

「公民」の単元で、中学校で学習するような問題です。

なんとなく思い出したのではないでしょうか。

たまに大学入試レベルの問題も出ていますが、多くは中学〜高校入試ぐらいの問題です。

過去問はこちら。

対策することが多い

宮城県教員採用試験は、”宮城県の教員になる”ための試験(就職試験)です。

そのため、筆記試験の他に面接などの幅広い試験が課されます。これが、教員採用試験が難しいといわれる大きな理由です。

選考は段階式で行われ、まず一次選考で受験者をふるいにかけ人数を絞ります。その後、一次選考の合格者を対象に二次選考を行い最終合格者を決定するという流れ。

筆記試験だけでも膨大な量があるのに、面接の対策も必要でして…。まぁ、マジでシンドイですね。

詳しい試験内容はこちら。

人物面が重視される

あなたがこれまでに経験してきた入学試験(高校・大学入試)や資格試験では、単純な学力だけが問われ、知識を詰め込んでいれば合格が狙えました。

でも、最終合格するには個人面接などの人物試験で好成績をとらなければ、筆記試験が満点でも不合格となるのです。

受験対策となれば、筆記試験(教職教養や専門教科)の勉強ばかりしがちですが、そこに全力を出しても合格できません。

実際に筆記試験で9割を超えていても、面接の出来が悪くダメだった人を何人も見てきました。

そのため高得点を目指して勉強するよりも、筆記試験は6割を安定して取れるように勉強し、早めに人物対策を始めることがポイントです。

単純に筆記の点数だけでは合格できないので、努力がそのまま結果に結びつかないってのが最大の難しさですね。

宮城県教員採用試験の対策を始める前に概要を確認しよう!

宮城県教員採用試験は、宮城県・・・教育委員会が行う公務員試験の一つです。※仙台市を除く宮城県内の公立学校(小学校、中学校、高等学校など)で働く教員を募集するために実施されます。

仙台市は別に試験を実施。

まずは簡単に試験概要を紹介します。

求める教師像

教育方針や学校の規模は自治体によって違います。そのため、求められている資質や能力も自治体によって様々です。

当然、志望先に見合った人物でないと採用されることはありません。なので、必ずどんな人物(人間)が求められているのか把握してください。

宮城県教育委員会では、以下3つの求める教師像を提示しています。

教育への情熱・子供たちに対する深い愛情
・教員としての高い使命感・情熱
・子供の命を守る強い覚悟
・学校を安全で安心な学びの場とする心構え
・教育者としての高い倫理観・責任感
たくましさ
豊かな人間性
・精神的なたくましさ
・広く豊かな教養・常識
・コミュニケーション力
・他者を思いやる心
・心身の健康・適切な自己管理
自己研鑽力・高度専門職としての教育公務員であることの自覚
・自ら学び続け,成長し続ける意欲
・課題意識と改善努力・変革する挑戦心
・客観的な自己分析
・教員同士で共に学び合う意識

「このような人物を求めている」という採用側からのメッセージなので、必ず把握、理解するようにしましょう。

極端にいえば、一定の学力があり、これらの教師像にあなたの人物像がマッチしていれば合格です。

筆記試験で出ることはありませんが、面接試験では内容を問われています。まったく回答できないと「本当に宮城県で働きたいのかな…?」と面接官に悪い印象を与えかねません。

年齢制限(受験資格)

教員採用試験は資格試験と違い、誰でも受験できるわけではありません。受験するには一定の基準を満たす必要があります。

令和5年度(2022年実施)の受験資格は以下のとおり。

  1. 欠格事由(地方公務員法第16条及び学校教育法第9条)に該当しない
  2. 志望校種,教科に相当する教諭の免許状もしくは養護教諭,栄養教諭の免許状を所有もしくは令和5年3月31日までに取得見込み
  3. 昭和38年4月2日以降に生まれている

1~3を満たす必要があります。

全自治体の約7割は年齢制限の上限を59歳までにしています。

試験日程

STEP
実施要項発表
(4月中旬)

募集教科や採用人数、試験種目などの詳細がアナウンスされます。内容変更がある場合もあるので必ず隅々まで確認してください。

STEP
受験申込
(4月中旬~5月中旬)

電子申請(インターネット)による出願申込が始まります。

STEP
一次試験
(7月下旬)

試験内容は筆記試験(教養、専門)が実施されます。

STEP
一次合格発表
(8月下旬)

郵送及びホームページに受験番号を掲載。

STEP
二次試験
(9月上旬~中旬)

試験内容は個人面接、集団討論、実技試験などが実施されます。

STEP
最終合格発表
(10月中旬)

郵送及びホームページに受験番号を掲載。

試験内容

宮城県教員採用試験は、「教員になるための試験=就職試験」です。

なので、筆記試験の他に面接などの人物試験も課されています。

選考試験種目
一次選考教職・一般教養試験
教科専門試験
二次選考個人面接
集団討議
実技試験                     

このように試験内容は幅広いので、やみくもに対策を始めることはNGです。

試験の傾向を理解することから始めましょう。

なお、宮城県教員採用試験の内容は以下の記事でくわしく解説しています。

実施結果

採用年度受験者数合格者数倍率
20191,8613205.8
20201,7744863.7
20211,6455582.9
20221,6435403.0
20231,5115742.6

なお、宮城県教員採用試験の結果は以下の記事でも詳しくまとめています。

宮城県教員採用試験の対策方法は?コツを解説します!

これから対策を始めるうえで大切なポイントやコツを紹介します。

スキマ時間を活かす

通学・通勤しながら対策することになるので、スキマ時間をどれだけ生み出せるかが重要です。

  • 通学時間
  • 学校での休み時間
  • 食事の前後
  • 入浴時間
  • 寝る前の10分間 など

全てを使うのは難しくても、自分の生活スタイルに合わせてこの中のいくつかを取り入れるだけでも十分スキマ時間を活用できるはず。

たとえば1回15分のスキマ時間でも、1年で5,475分(約100時間)も捻出できます。

これを1日の中で3回(朝、昼、夜)繰り返せば、1年で305時間も勉強できることになりますよね。

最終合格までに必要な勉強時間は600~700時間なので、スキマ時間だけでも半分程度の勉強ができてしまうのです。

モチベーションを維持する

対策はやることが多いので…まぁ、シンドイです。

合格するために必要な勉強時間は過去のデータから600時間~700時間ほど。1日2時間の勉強を約1年間続けるようなものです。

実際、合格を目指して勉強を始める人は多いですが、途中で挫折する人も相当多いです。100人いて30〜50人ぐらい、半分はいなくなります。

モチベーションを長期間保ちながら筆記対策も面接対策もする必要があるため、相当な覚悟が求められます。

想像してみてください、周囲が遊んでいる中で自分だけ勉強漬けの毎日、飲み会やイベントの誘いをシャットアウトしながら勉強に集中して高いパフォーマンスを維持しなければならないのです。

同じ志をもつ仲間を集めたり、合格後の姿を想像したりしてモチベーション維持を図ることが大事!

教養試験(教職・一般教養)は戦略的に勉強する

筆記試験の中でも教養試験(教職・一般教養)は科目・範囲が広範です。

そのため、教育原理は満点をとって、教育法規はメンドウだから捨て科目にして…などと戦略を立てて対策することがポイント。

過去のデータから考察すれば教養試験では6割ぐらい取れればOK。別に全科目・全範囲を勉強しなくても大丈夫なんですよね。

大事なのは、何を勉強すれば効率よく点が取れるのかってこと。

  • 教育原理は全問正解する
  • 一般教養は半分は正解する
  • 社会科学は「世界史」は勉強しない
  • 自然科学の「物理」と「化学」は捨てる

こんな感じで、勉強する前に戦略を練っておきましょう。

まずは過去問10年分を分析してみて、どの科目・範囲が出ているのか把握してください。主観的(得意不得意)に戦略を立てることはNGです。

宮城県教員採用試験の一般教養については、以下の記事でくわしく解説しています。

面接対策は重点的に行う

最終合格するには、面接試験の評価が重要になってきます。

そのため筆記試験の勉強だけに時間を費やしても最終合格できませんし、今まで面接を受けたことのない初心者が合格基準に達するには、繰り返し練習する必要があるため、かなりの時間が必要です。

すでに面接でA、B評価をもらえる人なら一次試験が終わってからでも十分間に合うかもしれませんが、面接に自信を持てない人がマネすると確実に落ちてしまいますよ。

面接試験で評価を得るには準備が必要です。長所短所を考えたり、志望動機を考えたり…と、かなり時間がかかります。

なので、早めに、できれば試験日の2~3か月前ぐらいから取り掛かるといいでしょう。

なお、宮城県教員採用試験の面接試験集団討議については以下の記事を参考にしてください。

宮城県教員採用試験に落ちたらどうする?解決策を紹介します

数年前に比べると簡単になっているとはいえ、まだまだ落ちる人の方が多いです。

もし、宮城県教員採用試験に合格できなかったら…どうすればいいのでしょうか。

ここでは、3つのケースを紹介します。

臨時講師として働く

  • 常勤講師(臨時的任用教員)
  • 非常勤講師(時間講師)

講師として教育現場で働きながら、次年度の採用試験を目指しましょう。

現職教員の空き状況によって、常勤か非常勤か決まるので希望する形態で働けるかはわかりません。

私立教員を目指す

基本的には民間企業と同じように学校独自で求人を出しているので、気になる学校の選考を受けましょう。

採用形態は専任(正規)教諭の他、常勤・非常勤があります。

試験内容は学校にもよりますが、筆記試験(専門科目がメイン)の他に面接や模擬授業などです。

公立学校と違い、私立学校はその学校の教育理念や方針があるのできちんと押さえておく必要があります。

採用数は若干名である場合が多く、採用が必ずあるとも限りません。

浪人する

講師をすれば教職経験は積めますが、勉強時間の確保が難しくなります。

教職経験を積めば、面接や模擬授業で少しは役に立ちますが、筆記試験で落ちてしまっては意味がないですからね。

もちろん、教職経験を積みながら目指す方も、受かる方もいるので無理ではないですが、効率よく物事を進められない人は注意が必要です。

勉強に集中し、合格してから講師をするという手段もありますよ。

宮城県教員採用試験でよくある質問FAQ

最後によくある質問と回答を紹介します。

配点は?

一次試験:200点満点
二次試験:A~D(E)で評価

なお、宮城県教員採用試験の合格ライン・配点は以下の記事でくわしく解説しています。

試験での服装は何を着るべきですか?

規定はありませんが、就職試験である以上スーツ(ジャケットは一応持っていく)着用が無難です。

試験会場では99%がスーツなので、私服だと確実に浮きますね。

詳しくは以下の記事で解説しています。

過去問はどこでダウンロードできますか?

試験問題と解答は、県政情報センター・コーナーで閲覧・コピーできます。

解説はないので本格的な勉強はできませんが、出題内容や形式、レベルの確認に最適です。

まとめ|宮城県教員採用試験の難易度は低い!でも簡単に合格できない

今回は宮城県教員採用試験が難しい理由や概要、対策のポイントまで解説紹介しました。

難易度だけで考えれば、宮城県教員採用試験はそんなに高くないです。試験問題は中学〜高校レベルですし、倍率も2~3倍程度ですからね。

しかし…、合格するのは簡単ではありません。

何となく対策を始める方は多いと思いますが、本気で宮城県の教員になりたい(合格したい)なら次のポイントを理解することが大切です。

試験対策で大切なこと
  1. やみくもに、適当に勉強しない
  2. 出題傾向を踏まえて効率よく対策する
  3. 人物試験を軽視しない

一つ一つ特徴や傾向を理解して、戦術を持って対策を始めてみてください。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

ふくながのアバター ふくなが 編集長

教員採用試験の指導歴13年目(2022年4月1日時点)、情報メディア「教採ギルド」のほか「教採データベース」「教採ガイド」の運営・編集を担当しています。データ分析や情報配信が得意な人。

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