本記事は、宮城県教員採用試験を受験する方向けの記事です。
- 個人面接はどんな傾向なの?
- 個人面接に受かる人(落ちる)の特徴は?
- 個人面接で何が質問されるの?
このような悩みを解決します!
どんなに頑張って筆記試験で高得点を取っても、個人面接で一定の評価をとらないことには合格できません。
とはいえ、面接対策をしようと思うものの、「結局、何から始めればいいのかわからない」と思っている人も多いことでしょう。実際に僕も面接対策には頭を抱えましたからね……。
そこで本記事では、個人面接の傾向や過去の質問、面接で受かる人の特徴まで解説しています。
本記事を参考にして、面接で落ちないように準備をはじめましょう。

宮城県教員採用試験の個人面接はどんな傾向なの?
個人面接では1人の受験者に対して、集中してチェックできるため、面接官は様々な観点から評価することができます。
グループ面接とは違い、受験者は自分一人だけなので緊張しやすい形式ですが、他の受験者がいないことから集中でき、自分をアピールしやすいという利点があります。
ここでは、個人面接の傾向を紹介します。
1人2回の面接を実施
- 1回目:主に人間性を評価
- 2回目:主に教員としての資質・適性を評価
多くの自治体では1回の面接を行いますが、宮城県は一人2回の面接を実施しています。
より人物面を評価するという方針なので、きちんと面接対策をすることが大事です。
面接の流れ
このように2パターンあるので、どの試験からでも対応できるようにしておきましょう。
面接の試験時間
各25分です(令和5年度の場合)。
一般的な面接時間の平均は15分なので少し長い傾向にあります。
早く終わったら落ちる?
面接時間が短かった場合でも、不合格だと決めつける必要はありません。
短すぎるから不合格とは限らず、採用側の事情で短い時間しかとれないときや、すでに結果が見えているときは、短い時間でも合格の場合があります。
限られた時間であってもしっかりと自己アピールができていれば、採用されることも十分考えられるので安心して臨みましょう。

逆に長くて落ちることもあるからね・・・。面接時間はあまり気にしなくてOK!
宮城県教員採用試験の個人面接は何が評価されるの?
面接官それぞれが下記の観点に沿って評価をつけます。
- 社会人としての資質・常識
- 教育への情熱
- 豊かな人間性
- 子どもの理科
- 社会貢献に対する意欲
最終的に面接官の評価を合わせて、総合評定(4段階A~D)を判断。
宮城県教員採用試験の個人面接はどんな質問が聞かれるの?
受験者が面接試験で最も気になるのは「面接で何を質問されるのか」ではないでしょうか。
何を聞かれるのかがあらかじめわかっていれば、事前に備えることができます。一方で、何を聞かれるのかが不明瞭では、準備のしようがありませんからね。
ここでは、過去の面接試験で具体的に聞かれた質問をまとめています。自分なりの回答を練って対策をはじめましょう!
個人面接Ⅰ
- 会場までどうやって来ましたか。
- コロナ禍ではどのように生活していましたか。
- 志望動機を言ってください。
- 教員を目指したのはいつからですか。
- 希望する地域はありますか。
- 長所と短所を教えてください。
- 休日は何をして過ごしていますか。
- 宮城県の教育施策で知っていることはありますか
個人面接Ⅱ
- 志望動機を言ってください。
- 宮城県の教員を志望する理由は何ですか。
- 併願はしていますか。
- 特別支援学校は希望しますか。
- ストレスはどうやって解決しますか。
- 宮城県の子供のいいところはどこですか。
- 苦手なタイプの人間はどんな人ですか。
- ICTを活用して授業をすることはできますか。
自分自身のことから、教育課題・時事に関することまで幅広く質問されていますね。
注意しておきたいのは、教員採用試験の面接はコンピテンシー評価型であること。あなたが回答した内容を深掘りしていくことで行動特性を把握していくのです。
「自分がこう回答したら、ここが突っ込まれるな!」と想定しながら内容を考えていくことが何よりも重要。
この他にも、過去に聞かれた質問や回答例などを以下のnoteで集約しているので、ぜひ参考にしてください。


宮城県教員採用試験の個人面接で受かる人の特徴
結論からいうと、面接で受かる人は以下に当てはまる人です。
- 印象がいい(笑顔、元気、熱い)
- 将来性や伸びしろがある
- 教員としての適性が感じられる
面接となれば、「自慢できるエピソードがないとダメだ」とか「全国大会で優勝できるくらいの実績が必要」みたいな内容に拘わりがちですが、話の内容よりも印象(雰囲気)が重要なんですよね。
もしあなたが面接官だとして、言っていることは素晴らしいのに、目線を合わせずボソボソ話したり、覚えた回答を棒読みしたりする受験者がいたらどう感じますか?採用したいと思います?
僕なら、その受験者が筆記試験で満点でも、留学経験や難関資格をたくさん持っていても、そんな人を採用したいとは思いません。
それよりも、誇れるような経験はしていないけど、一生懸命に嚙みながらも大きな声で明るく、自分の言葉で話している人を採用したいですよね。
なので、面接で受かりたいなら話す内容ばかりに時間をかけるのではなく、どういう振る舞い、話し方をすれば受け入れてもらえるのかにも時間を使ってください。
当然、そういった部分は1人では判断できません。必ず第三者に協力してもらうことが面接で受かるポイントと言えるでしょう。


まとめ|個人面接で落ちないために必要なこと
本記事は宮城県教員採用試験の個人面接における傾向や過去問をまとめていました。
個人面接は筆記試験に比べて不透明な部分が多く、努力が直結しない試験です。そのため、対策方法がわからずに後回しにしてしまい、結果として不合格になる人が後を絶ちません。
まずは、面接の軸となる「自己分析(自己PR・志望動機)」をきちんと行いましょう。そのうえで過去質問をもとに自分オリジナルの回答を練っていく。
そして第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方はおかしくないか、表情や態度は大丈夫かなどを確認しながら練習していけば、面接試験は考えているより簡単に行えますよ。
面接対策は筆記試験よりもやることが多く、かなり時間が必要です。できるだけ早めに手をつけて攻略していきましょう!

