本記事では、埼玉県教員採用試験の過去問と活用方法(効果的な使い方)をまとめています。
過去問を正しく使えば、試験の出題傾向を把握できます。逆にいえば、過去問の使い方次第で大きく差が出るということです。
まずは過去問を見て、出題形式や内容、難易度の確認をしてみましょう。
*合格に向けて準備を始めたい方は「【簡単】埼玉県教員採用試験対策!内容と傾向をわかりやすく解説」をご覧ください。傾向や対策方法をまとめたガイドブックです。
【埼玉県教採】過去問
埼玉県教員採用試験の過去問をまとめています。
- 一般教養・教職専門
- 専門教科
- 小論文
- 個人面接
一般教養・教職専門
令和6年度 | 一般教養・教職専門の問題・解答(PDF) |
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令和5年度 | 一般教養・教職専門の問題・解答(PDF) |
令和4年度 | 一般教養・教職専門の問題・解答(PDF) |
出題傾向や勉強方法について、詳しくは次の記事で解説しています。
専門教科
小学校 | 埼玉県・さいたま市の小学校教諭過去問 |
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中高 国語 | 埼玉県・さいたま市の国語科過去問 |
中高 社会 | 埼玉県・さいたま市の社会科過去問 |
中高 数学 | 埼玉県・さいたま市の数学科過去問 |
中高 理科 | 埼玉県・さいたま市の理科過去問 |
中高 音楽 | 埼玉県・さいたま市の音楽科過去問 |
中高 保健体育 | 埼玉県・さいたま市の保健体育科過去問 |
中高 家庭 | 埼玉県・さいたま市の家庭科過去問 |
中高 英語 | 埼玉県・さいたま市の英語科過去問 |
養護教諭 | 埼玉県・さいたま市の養護教諭過去問 |
専門教科の勉強方法について、詳しくは次の記事で解説しています。
小論文
小学校 中学校 養護教諭 栄養教諭 | 埼玉県教育委員会が求める教師像の1つに「幅広い教養と専門的な知識・技能を備えた教師」があります。あなたは、このことをどのようにとらえていますか。あなたの考えを述べなさい。また、あなたは「幅広い教養と専門的な知識・技能を備えた教師」となるためにどのような努力をし、どのような教育実践につなげていきますか。具体的に述べなさい。 |
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高校 特別支援 | 社会の激しい変化に対応していくためには、どのような時代にあっても身に付けておくべき基礎的・基本的な力と、どのような変化にも柔軟かつ創造的に対応できる力の両方が求められます。このうち、「どのような変化にも柔軟かつ創造的に対応できる力」として、具体的にどのような力を育むことが大切だと考えますか。あなたの考えを述べなさい。また、そのことを踏まえてあなたは一人の教員としてどのように教育活動に取り組んでいきますか。具体的に述べなさい。 |
他年度のテーマや傾向について、詳しくは次の記事で解説しています。
個人面接
- あなたの強みをいってください。
- 教師になるうえで、足りないことはありますか。
- 誰にも負けないことはありますか。
- 大学時代に頑張ったことはなんですか。
- 教員を志望した理由を言ってください。
- なぜ埼玉県を志望したのですか。
- あなたは小学校6年生の学級担任です。児童Jの保護者から「息子が、学校から持ち帰ってきたタブレット端末のチャット機能を使って、友達とトラブルになっている。」との報告を受けました。あなたは担任として、この児童Jにどのような指導をしますか。
その他の質問例や傾向について、詳しくは次の記事で解説しています。
【埼玉県教採】過去問の使い方・活用方法
結論、過去問は最初に使うことが重要です。
ここでは、過去問の使い方・活用方法を解説します。
- 勉強方針を決める
- 問題数を把握する
- 出題範囲の理解
勉強方針を決める
最初に過去問を解けば、現時点での実力(どのくらい頑張れば合格できるのか)が把握できます。
たとえば、現時点で7割以上取れるなら基礎知識はあるはずなので、教員採用試験用のテキストから勉強すれば効率的。一方で5割も取れないようなら、基礎学力がない状態なので、学校の教科書レベルから始めるといった感じです。
基礎学力がないのに難しい参考書や問題集を使ったり、合格できる学力はあるのに簡単なテキストを使ったりといったミスマッチは時間の無駄になりかねません。
自分に合ったテキストを選ぶためにも、現在の実力確認をしておきましょう。
実力に合わせて勉強方針を決める!
- 5割以下:基礎がないので中学受験レベルから勉強しなおす
- 7割以下:高校~大学受験レベルで力をつける
- 7割以上:全国の過去問を解いて知識の定着や弱点克服
勉強する順番を決める
過去問を使えば、どの科目から何問出ているのか把握できます。
たとえば一般教養・教職専門は、17科目から出題されていましたが問題数は均等ではありません。
教育原理 | 10問 |
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教育法規 | 6問 |
教育心理 | 1問 |
教育史 | 1問 |
国語 | 4問 |
英語 | 4問 |
音楽 | 2問 |
美術 | 2問 |
日本史 | 1問 |
地理 | 1問 |
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経済 | 2問 |
数学 | 4問 |
物理 | 1問 |
化学 | 1問 |
生物 | 1問 |
地学 | 1問 |
その他 | 2問 |
- 令和6年度(2023年実施)の情報
- 上記の科目別出題数は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。
すべての科目を均等に勉強するよりも、まずは出題数の多い教育原理や教育法規から手をつける必要があります。
適当に勉強を始める前に、どの科目で点を取れば越えられるのか計画を立てて勉強してください。
埼玉県教員採用試験の一般教養・教職について、詳しくは次の記事で解説しています。
出題範囲の理解
どの科目も出題範囲は広いですが、最初から最後まで満遍なく出ません。
たとえば一般教養の国語は、全国的に「漢字の読み・書き」の出題率が圧倒的に高いです。
しかし、埼玉県ではあまり出ない傾向にあります。
- 本試験問題より作成
- 上記の科目別出題数は僕自身の解釈であり、公式発表されたものではありません。
このように、埼玉県では漢字よりも文学史の方が出ていますよね。全国的な情報を鵜呑みにして漢字ばかり覚えても点数は取れないのです。
過去問を上手に活用すれば、出る分野が明確になり無駄なく勉強できます。無駄な時間や労力を使わないためにも、過去問から出題傾向を汲み取り効率よく勉強を始めましょう。
一般教養・教職について、過去10年間の出題範囲をまとめたデータを次の記事で公開しています。
【埼玉県教採】過去問に関する質問FAQ
埼玉県教員採用試験の過去問について、よくある相談・質問に回答します。
- 過去問はどこで入手できますか?
- 過去問の解説はありませんか?
【埼玉県教採】過去問を制して試験に臨みましょう!
過去問は最後の仕上げとして使う人は一定数いますが、過去問は最後ではなく最初に使うことが重要です。
先日、こんなポスト(ツイート)をしました。
最初に過去問を使うことで、出題傾向がわかります。これらの出題傾向がわからないことには、何を、どこを勉強すればいいかわかりませんよね。
問題集を3週、5周、10週と繰り返しても、的を得ていなければ時間の無駄です。
そんな無駄な時間を使わないためにも、過去問を上手に使っていきましょう。